ORQELD / 株式会社Secbo Holdings
開発者の方へ

コードは、もう出てきます。
出てこないのは、その周りの全部です。

要件は何か。仕様はどうなったか。テストは何を守っているのか。タスクはどれが残っているのか。 日程は。バグは。棚上げした件は。——仕事として成果を出せるかどうかは、ここで決まりますORQELD(オーケルド)は、この部分を人の記憶ではなく機構で持つための基盤です。

ORQ = Orchestra/Orchestration(AI を編成する)+ ELD(古英語で「時代」)。AI を編成する、新しい時代。

POINT 1

AI を増やすほど、
あなたが忙しくなる。

1 体増える ごとに監督が増える

書く AI、調べる AI、試す AI を増やすだけでは、あなたが報告の中継点になります。 AI の生産量は台数に比例して増えますが、それを見ている人の帯域は増えません。 結果を読んで次に渡すのも、状態を把握するのも、食い違いに気づくのも人です。 これは能力の問題ではなく構造の問題なので、優秀な AI に替えても解決しません。 ORQELD はここを、規律ではなく機構で外します。

POINT 2

仕様に無い仕事は、
走り出す前に止まります。

由来 を持たない作業は台帳に入らない

すべての作業項目に「どの仕様から出てきたか」を必須にしています。 書けない作業は、そもそも登録できません。だから 仕様が動いたら、そこから出た作業を機械的に洗い出せます。 「直したはずの仕様に沿っていない実装が進んでいた」が構造的に起きません。

POINT 3

着手できる仕事と、
できない理由が出ます。

依存 × 前提 から機械的に絞る

「優先度で並べ替えました」では意味がありません。ORQELD は 依存が終わっているか、棚上げの根拠が失効していないかを、台帳の構造で判定します。 出てくるのはいま着手できる仕事と、 着手できない件について台帳に残る根拠です。

先にお伝えします。ORQELD の一般提供はまだ始まっていません。 このページは、いま何が動いていて、何がこれからなのかを含めて、機構の中身を説明するものです。 各節の頭に現在地を書いています。→ いまの提供状況正直な話

明日、進捗を聞かれて即答できますか

AI に書かせるだけなら、もう誰でもできます。散らかるのが問題です。 それでも仕事が終わらないのは、コードの周りにあるものが全部、人の頭と記憶に残っているからです。 開発を仕事として成立させているのは、下の 8 つに答え続けることです。 どれも「道具が無い」のではなく、道具と仕様が切れていることが問題です。

いま起きていることORQELD の解き方
要件 「これを作れ」がどの要件から出た物か誰も保証していない。着手して初めて「何を作ればいいのか分からない」に気づく 由来の記載を必須にする。書けない作業は登録できないので、仕様に無い仕事が動き出す前に止まる
仕様 現在地が本人の頭の中にしかない。知らずに作った物が食い違い、そのまま正本になる 問うと値・出典・確度(確定/暫定/不明)が返る。台帳に無ければ「不明」を返し、推測で埋めない
テスト 緑になったことしか分からない。1 本のテストが複数の守りを同時に踏み、互いに隠している 実装と監査を別々の AI で 2 段に回し、指摘を全部閉じるまで取り込まない。守り 1 つにつきテスト 1 本。管理層にテストの写しは作りません——二重管理を作らないのも設計判断です
ユースケース 仕様書の中に埋もれ、実装との対応が追えなくなる 仕様の正本を節の単位で参照できる住所として持ち、作業項目からそこへ結ぶ
タスク AI が分割し続けて木が数百に膨れ、人が読めなくなった時点で管理として死ぬ マイルストーン → タスク → サブタスクの3 層に収める。作業中に見つかった別件が、元のタスクの完了を塞がない台帳にする
スケジュール AI のタスクは数分〜数時間で終わるので、ガントのバーが全部同じ日に潰れる 日付を持つのはマイルストーンだけ。進捗は人が入力せず完了件数から機械的に出す
バグ 「直したつもり」が積み上がる。修正した本人の判断(なぜそう直したか)が残らない 「修正した」と「再現しないことを確認した」を別の状態にする。完了は後者だけ
バックログ 「◯◯が出たら再開」と書いた件が、出た後も沈み続ける。思い出せなかったことが原因なので、努力では消えない 棚上げの理由を「何が成立したら失効するか」の形で構造に持つ。基盤の側から定期的に問う

これらは AI が賢くなれば解ける類の問題ではありません
誰も覚えていなくても守られる形——つまり機構になっているかどうかで決まります。

全体は、ひとつの輪でできています

現在地:この輪は実装が進行中で、まだ一般提供には入っていません。

ORQELD の中心にあるのは、4 つの工程を回し続ける輪です。 正本はあなたの git リポジトリにあり、基盤はそれを読むだけで、書き戻しません

あなたの git リポジトリ = 正本 仕様書(Markdown)    作業項目(Markdown + 由来・依存・棚上げ理由) ORQELD をやめても、ここは全部そのまま残ります。 読み取るだけ(書き戻さない) ORQELD 同期 正本を読み込む 由来の仕様が動いていたら 「再棚卸し要」の旗を立てる 由来の無い物は取り込まない 集約 着手・完了の報告を 対応する作業項目に束ねる 正本と食い違っていたら ずれとして見せる ③ 選定 依存 × 前提 × 放置度 着手の可否を機械的に判定 判定の根拠は記録に残る → いま着手できる仕事 出力 AI へ指示を出す または 人に問う/裁定へ上げる 決めるのは人のまま AI たちが作業する 着手前と完了後に報告する あなた 決めるだけ 報告は②へ あなたが正本(git)を直すと、輪の先頭へ戻ります ——基盤が代わりに正本を書き換えることはありません
基盤は正本を書き換えません。ここを代行させると、この製品が止めようとしている「仕様と実態のずれ」を基盤自身が作ることになります。だから基盤がやるのは「ずれています」と見せることまでで、閉じるのは人か、人が承認した AI です。

③選定だけ色を変えているのは、ここが「AI に任せると不透明になる」の中心だからです。 着手できるかどうかは、台帳の構造から機械的に決まります—— 依存が終わっているか、棚上げの根拠が失効していないか、由来があるか。 判定の根拠は構造化された記録として残り、後から追えます。

要件と仕様——「どこから出てきたか」を必須にする

現在地:由来を必須にして作業項目を取り込む部分は実装中で、 まだ本番に入っていません。値・出典・確度を返す仕様の問い合わせと、仕様が動いたときのずれの検知は、 設計まで済んでいますが、実装はこれからです。いま動いているものとして読まないでください。

タスク管理の道具はいくらでもあります。足りないのは、 そこに載っている作業が「いまの仕様から出てきた物」であることを、誰も保証していないことです。 仕様が変わったとき、該当する作業を探して直すか畳むかは、いまのところ人の記憶に依存しています

仕様の正本 機能設計書 §4.5 (あなたの git の中の一節) 節そのものが参照先になる 由来(必須) 作業項目 状態:棚上げ/やる/進行中    /完了/取りやめ 依存する作業・棚上げの条件 内側の作業 = これを終えるのに必要な件 → 台帳の中で親子として繋がる 別件 = 作業中に見つかった件 → 由来を付けて独立に立てる 由来を書けない作業項目 → 取り込まれない。どのファイルが、なぜ弾かれたかが返る 由来の仕様が更新された → そこから出た作業項目すべてに「再棚卸し要」の旗 この 2 つが、他のタスク管理と違う唯一の点です。 ①仕様が動いたら、そこから出た作業を機械的に洗い出せる ②棚上げの根拠が失効したことを検知して戻せる

実際に、着手する前に止まった例

当社の既存の作業リストを、この形へ移そうとしたときの話です。 ある 1 件について由来を書こうとしたところ、 参照先として書かれていた画面上のカウンターが、仕様の正本のどこにも存在しませんでした

作業は台帳にあった。由来の仕様は無かった。
由来が任意なら、この作業はそのまま載り、いつか誰かが着手して 「何を作ればいいのか分からない」ところで初めて気づいたはずです。 書こうとした瞬間に露見したので、着手する前に分かりました。

このとき正しい対処は「由来をでっち上げる」ことではありません。選べるのは ①先に仕様を書く(本当に要るなら)②その作業を畳む(要らないなら)の 2 つです。 どちらも人の判断で、機械は問うだけです。

仕様は「読み直さなくていい窓」にする

正本になる仕様は二層です。全体構成を示す基本設計と、 外から見た振る舞い(API・画面・失敗したときの見え方)を機能ごとに 1 枚で書く機能設計。 各ファイルには実装状況の表が必須で、「実装だけ変わって仕様が置き去り」の状態——ドリフト——に名前を付けて管理します

索引を引く道具は、問いに対して関連しそうな文書を数件返します。読んで判断するのは人です。 ORQELD で設計しているのは、値そのものと、出典と、確度を返す問い合わせです。

返ってくるもの中身なぜそうするか
値・現在地いまの決定内容読み直しを要らなくするため。関連文書を返すだけでは監督コストが残る
出典正本のどのファイルの、どの節か本文ではなく出典を持つので、正本はあなたの git のままでよい
確度確定 / 暫定 / 不明 の 3 値暫定を確定として扱わせないため
決定の時点誰が、いつ決めたか「決めたはず」「言ったはず」を消すため。決定は文書に、日付つきで残る
却下された案その案は既に見送られた、という記録と理由同じ提案が何度も出てくるのを止める
後からの訂正一度答えた内容が覆ったら、答えた相手へ訂正が届く問い合わせは購読でもある。古い前提のまま走り続けるのを防ぐ

ここで一番大事なのは、台帳に無いことを機械が作らないことです。 該当が無ければ「不明」を返し、そもそもモデルに通さない——そう決めています。 要約もさせません(言い換えた時点でずれの発生源になります)。裁定もさせません(判断は人です)。

タスク・バグ・日程——AI が起票する前提で作り直す

現在地:この節に書いた 3 つは仕様が確定した段階で、実装はこれからです。 いま動いているものとして読まないでください。

タスク:木の深さを、構造で止める

人が手で作る前提なら、タスクの木は自然に浅く収まります。 ところがタスクを増やすのは AIです。「分割せよ」と言えば分割し続けます。 深さが自由だと木は数百に膨れ、人が読めなくなった時点でタスク管理として死にます。 だから層の数はあらかじめ決めてあります。

誰が作るか粒度日付
マイルストーン週〜月。日程表の行になる持つ
タスク「こんなことをしなきゃな」と書く単位。AI が受け取る入口持たない
サブタスクAIAI が分割した実作業 1 件持たない

そのうえで、作業の途中で見つかった別件が、元のタスクの完了を塞がないようにしています。 「認証を実装する」の途中で見つけた「ログ出力が汚い」を同じ木にぶら下げると、 ログを直すまで認証タスクが完了になりません。これは実運用で必ず起きます。 ORQELD の台帳は、これが起きない形で作られています。

バグ:「直した」と「再現しないことを確認した」は別

バグをタスクと同じ台帳で扱わないのは、大きさが違うからではありません。 完了の意味が違うからです。

完了の意味必要なもの
タスク実装した
バグ修正が入り、再現しないことを確認した修正の状態にはコミットの参照が必須/確認の状態には確認した人が必須

統合すると、この「確認」の工程が状態から落ちます。 落ちたバグ管理は「直したつもり」を積み上げるだけになり、機能として無価値になります。 修正した本人が自分で確認することは禁止しませんが(止めると運用が回らないので)、 その事実は記録に残ります

もうひとつ、AI が起票する前提だからこそ必要になる仕掛けがあります。

スケジュール:進捗率を人に入力させない

人手の開発AI を使う開発
タスクの長さ数日〜数週間数分〜数時間
起票と完了別の日同じ日に起きる
日程表に引くと意味のある線になるほぼ全部のバーが同日に潰れる

だから日付を持つのはマイルストーンだけにしています。 バーの塗り(進捗)は、配下の完了件数から機械的に出します。 人が入力する進捗率は持ちません——入力された進捗率は必ず楽観側に寄り、しかも誰も更新しなくなるからです。 期限を過ぎた行は赤くなりますが、日程を自動で動かすことはしません(動かすと遅れが消えます)。

生産性は「完了」だけでなく「発生」も並べて出します。 完了だけを見ていると、AI が派生タスクを大量に生んでいる状態が「よく進んでいる」に見えます。 発生が完了を上回り続けていることが見えなければ、収束していない仕事を早く捕まえられません。

そして、何を 1 件と数えたかを必ず言えるようにしています。 親のタスクは入れ物なので数えません。取りやめは発生に数え、完了に数えません。重複はどちらにも数えません。 この定義文は画面に直接書かず、集計した側が返した定義をそのまま表示します——2 か所に書くと必ずずれるからです。

作業の記録にはそれが人の操作か AI の操作かが必ず入ります。 だから発生も完了も、人と AI に割って出せます

バックログ——「答えれば静かになる」形にする

現在地:作業項目の流れ(棚上げ→やる→進行中→完了/取りやめ)も、 失効の問い直しも実装中で、まだ本番に入っていません。

ここが、他のタスク管理と最も差がつく部分です。

「◯◯のサービスが出たら再開」と書いて棚上げした件が、出た後も沈み続ける。 前提にしていた別の作業が「やらないこと」に決まって、残った件がどこからも見えなくなる。 ——どちらも「思い出せなかった」ことが原因なので、努力では消えません。

よくある形 棚上げ理由:「あのサービスが対応したら再開」 = 自由記述。機械には、何が成立したら失効するのか分からない 条件が成立しても、誰も気づかない 人が定期的に全件を見回るしかない = それが監督コストそのもの ORQELD 棚上げの種類:外部の依存 失効の条件:そのサービスが〈機能X〉に対応する 棚上げた日:(記録される) 基盤が定期的に問う 「〈条件〉はまだ成立していませんか。成立していれば『再開する』を押してください」 答える → しばらく静かになる 答えない → 次の回にまた聞かれる 繰り返しの基準は「締切」ではなく「最後に問うた/答えられた時刻」です。 締切を基準にすると、答えても締切は動かないので催促が続きます。この形なら、答えれば静かになる = 主導権は人の側に残ります。
図の棚上げ理由は説明のための例です。要点は「何が成立したら失効するか」を、自由記述ではなく構造で持つことにあります。

基盤が問うのは、次の 3 つの場面だけです。期限を切らず、催促もしません。

場面問いの中身
動いていない 「最後の報告から動いていません。いま『畳む』か『再開する』かを選んでください。 どちらも選ばないまま置くと、他の作業の順番がこれに押さえられ続けます
棚上げの条件 「〈条件〉はまだ成立していませんか。成立していれば、いま『再開する』を押してください。 まだなら何もしなくて構いません(次の回にまた聞きます)」
前提が消えた 「この件の前提は、やらないことになりました。『畳む』か『依存を外す』かを選んでください。 どちらも選ばないと、この件は候補に出てきません」

そして、あなたが「畳む」と答えても、基盤は正本を書き換えません。 返ってくるのは「正本をこう直してください」という指示です。 基盤が代わりに書くと、次の同期で黙って元に戻ります——畳んだつもりの件が復活する、という一番たちの悪い壊れ方です。

そして畳んだ件も、消さずに残します。 「やった」だけでなく「やらないと決めた」が記録に残るから、実績の集計が後から正しく出ます (前の節のとおり、取りやめは発生に数え、完了には数えません)。 バックログは願望の置き場ではなく、由来と決定の残る、仕事の入口です。

原本は、あなたの git に残ります

作業項目の正本は、あなたのリポジトリにある Markdown です。 基盤側にあるのは、検索と依存の追跡のための引き写しにすぎません。

結果として何が起きるか
やめても資産が残るORQELD の利用をやめても、作業項目も仕様も全部あなたの git に残ります。閲覧しか許さない画面に閉じ込めません
履歴が 1 本になる「仕様が変わったコミット」と「作業項目が変わったコミット」が同じ履歴に並びます
外に出さない原本を自分側に置いたまま運用できる設計です。基盤が持つのは出典と索引で、本文ではありません

ついでに、机の前にいる必要もなくなります

仕事の状態は手元ではなく基盤側にあり、PC も携帯も、同じ状態をのぞく窓にすぎません移動中に声でひと言 → 着く頃に結果。夜に方針だけ渡す → 朝に差分を確認。 こうすると、あなたの返事待ちで AI 群が止まっていた時間が、そのまま回収されます。 指示は打っても話しても通ります。

外出先で携帯に声で指示を出し、クラウド側で AI 群が働き続けている様子
作りかけたものを、出先の携帯から続けられます。携帯だけで完結させることもできます。
左は開発者が複数の AI の間で情報を運んでいる様子、右は AI 同士が直接やり取りする中で開発者が判断だけをしている様子
左:いま——説明し、催促し、突き合わせ、優先順位をつける。AI を増やすほど、自分の運ぶ量が増える。右:ORQELD——由来・依存・報告・未解決は基盤がまとめ、あなたには決めることだけが残る。

1 人から、チームへ、企業へ——どこまで確かめられているか

いま毎日動いているのは段階 1です。1 人の統括者が AI の群れを指揮する形で、 統括者は全部を読みません。AI 同士が直接、問い合わせと受け渡しをやり、 決着しない件だけが判断として人に届きます。 段階 2・3 は設計はありますが、まだ自分たちで確かめていません

段階 1 ── 1 人 + AI の群れ

AI 同士の連絡、計算資源の貸し借り、人への差し戻しを、確度と期限つきで管理します。暴走は世代管理で必ず止まります。
実運用中(当社で毎日)

段階 2 ── チーム

担当者をまたぐ確度つきの照会、一度下した判断の再利用、判断が覆ったときの遡及訂正。
設計あり・複数人での運用は未検証

段階 3 ── 企業

案件の境界(何を見せ、何を見せないか)と、組織単位での実績集計。
設計のみ・未実装

いまの提供状況

提供一般提供はまだ始まっていません。実装が進行中で、 利用環境をどう払い出すかも、まだ決めていません(払い出し済みの環境は 0 件です)。 このページに申込やダウンロードの導線を置いていないのは、そのためです
想定する相手AI を使って開発しているが、管理と収束のほうで詰まっているチーム・個人
進め方(想定)いまの git を正本にしたまま、ひとつの輪を並走させる。道具を一斉に入れ替えません
成功の定義手戻り・放置・検証漏れ・未決の滞留が減ること

始めるときも、いまの開発環境を捨てさせません。ひとつのプロジェクトを選んで、そこだけ輪をつなぎます。

  1. いまのリポジトリを、そのまま正本にする——要件や仕様を専用の形式へ移し替えません。いまの git と履歴を残したまま始めます。
  2. ひとつの成果を選ぶ——ひとつのリリース、あるいはマイルストーンを選び、要件から検証までの線がつながるかを見ます。
  3. AI に 1 サイクル任せる——同期、集約、着手できる作業の判定、着手前後の報告、判断の差し戻しを、実案件で回します。
  4. 成果で続けるかを決める——下の指標を、いまの運用と比べます。

見るのは、AI をどれだけ使ったかではありません。
仕様から外れた作業・手戻り・検証漏れ・放置・未決の滞留が減り、同じ人数で仕事が収束したかです。

正直な話

検討していただく前に、こちらの弱いところと、書かないことを先に出しておきます。

  1. いま動いているのは、輪の一部です。

    AI 同士が人を介さずに調整し、資源を取り合わず、暴走が必ず止まる部分は実運用しています。 作業項目の輪(同期・集約・選定・出力)は実装が進行中で、まだ本番に入っていません。 タスク・バグ・日程の画面は設計は確定していますが、これからです。 どこまで出来ているかを、提供の段階で必ず明示します。

  2. 一般提供は始まっていません。

    利用環境の払い出し方式も未確定で、払い出し済みの環境は 0 件です。 ここに「今すぐ使えます」と書かないのは、書けないからです。開始の時期はまだ申し上げられません。

  3. 第三者への導入実績は、ありません。

    ここに出している数字はすべて当社の自社利用での実測です。 他社の環境で同じ数字が出る保証はしません。

  4. 特許は、出願しただけです。

    2026 年 8 月に出願していますが、登録されるかどうかは、まだ分かりません。 出願中であることを、実装が済んでいることの証拠として読まないでください。

  5. 要件や仕様を、AI が書いてくれるわけではありません。

    ORQELD がやるのは「由来を持たない仕事を走らせない」「不明を不明と返す」「着手できる仕事とその根拠を出す」—— つまり逆向きの解き方です。AI が担うのは 不足の指摘・候補の整理・依存の確認・順番の提案までで、 影響の大きい判断は人へ戻し、誰が決めたかを残します決めるのは最後まで人で、機械は問うだけです。 「AI が全部やります」と書けるなら書きますが、それは嘘になります。

  6. お使いの環境にそのまま入る、とは書きません。

    「お使いのエディタにそのまま入ります」とは書きません。確認していないことは書かない方針です。 既存ツールとの接続範囲は、提供の段階で確定します。

よくある質問

Jira や GitHub Issues を置き換えるものですか

単純な置き換えではありません。 そこに載っている作業が「いまの仕様から出てきた物」であることを、 いまお使いの道具は保証していません。保証していないので、仕様が変わったときに 「該当する作業を探して直す/畳む」を人が思い出してやることになります。 ORQELD は由来を必須にすることで、これを機械的に洗い出せる状態に変えます。 逆に言えば、それ以外の点では既存の道具のほうが機能は豊富です。 既存ツールとの接続範囲は、提供の段階で確定します。

AI に仕様を管理させて、平気なんですか

「答える力」を推論の側に置いていないからです。 問い合わせのときにやるのは該当項目を選ぶ・そのまま転記する・確度と出典を添えるだけで、 台帳に無ければ機械が「不明」を返します(モデルに通しません)。 要約もしません——言い換えた時点でずれの発生源になるので、原文を引きます。 裁定もしません——判断は人です。

現在地:この問い合わせの仕組みは設計まで済んでいますが、実装はこれからです (上の「要件と仕様」の現在地と同じです)。

AI を大量に並べたら、収拾がつかなくなりませんか

そこが最初に作った部分です。計算資源は共有の台帳を通してしか掴めず、 暴走の連鎖は世代の数え上げで必ず止まります。 同一ファイルへの黙った上書きは、書き込みを順番待ちで直列化して—— 唯一の書き手を置き、他は依頼を出すだけにして——機構で止める設計です。 これらは規律(ルール文書)では解けませんでした—— ルールを読んでいない参加者が壊し、ルールを書いた本人も次の場面では見ないからです。

現在地:資源の台帳と世代の数え上げは当社で毎日動いています。 書き込みの直列化は設計まで済んでいますが、実装はこれからです。 事故がどれだけ減ったかの集計もまだ出していません(個別の事象は記録に残っています)。

テストケースも AI が作ってくれますか

専用のテスト管理機能はありません。これは無いのではなく、作らないという判断です。 テストはコードと同じリポジトリで AI が書き、AI が実行します。 管理層にテストの写しを作ると、コードとテストのずれの上に、さらに管理表とのずれが積み上がるだけ—— 二重管理を作らないのも設計判断のうちです。

そのうえで ORQELD が持っているのは、テストの組み方の規律のほうです—— 実装と監査を別々の AI で 2 段に回して指摘を全部閉じるまで取り込まない、 守り 1 つにつきテストを 1 本持つ(1 本のテストが 2 つの守りを同時に踏むと、互いに隠して素通りします)、 全部ゼロでも成立してしまう検査を書かない。 いずれも当社の開発で実際に事故ってから固めたものです。

ソースコードや社内の仕様書を、外に出すことになりませんか

なりません。正本はあなたの git のままで、基盤が持つのは出典と索引です。 むしろ「外に出せない社内の知識を扱う」ことが前提の設計です。 どこで動かすか(設置の形態)は、提供の段階で確定します。

いつから使えますか

一般提供はまだ始まっていません。 利用環境をどう払い出すかも決まっておらず、払い出し済みの環境は 0 件です。 開始の時期・方法が決まりましたら、このページで公開します。 いまお伝えできるのは、何が動いていて、何がこれからかまでです(上の「正直な話」)。

AI が賢くなっても、要件・仕様・テスト・タスク・日程・バグ・棚上げは自動では揃いません。
揃わない限り、成果は出た「はず」のまま止まります。
人が決める。AI が動く。